最近うちのグループ企業は離職率がどんどん上がっています。
そりゃね、下請けの方がお金いいとか友人から言われたら辞める人も出てきますよ。
意味があるかわからない会
先日私と同じ役職で取締役と話す、いわゆる風土改善に関わる話し合いがありました。
そこで出てくるのは以外にも
「若い人の離職率が上がっていて、このままでは逼迫した時に会社が耐えられなくなる、どうお考えでしょうか」とか、
「忙しいはずのところに人が少なく、人が多い所が応援を頼むといった異常な状況が見られます」
なんて、立場を危ういとか考えずある程度思った事を言っていることでした。
しかし回答側は
「今の時代、若い人は長く定着しない傾向にもありますから、ひとが少なくても回せるようなシステムを構築している所です」
ここに何人「んっ??」と引っかかったことでしょう。
私は我社に限らず同じような事、若しくはそれ以上の悪環境が中小企業には特に起きていると思います。
恐らくそのシステムを構築するために無理矢理問題を無くす方向に持っていき、それを【問題は解決した】と見せる状況に上流はするでしょうね。
そこから下流になるにつれ「なんだこれは?悪化してるじゃないか!?」といった環境下で何度も不具合定義を繰り返し、製造に負荷が、検査はいつ終わるか分からない。
予想はつくものの、私は私で今の部署の抱えている問題を隠さず話しました。
- コロナ禍での下請け先の人手不足
- 1の状況下で特急作業が入り更なる圧迫
- 1.2で急ぎ作業することにより、品質に影響
- 不具合案件が多発し、私たちも処理に追われる
ここから目を逸らして部下に圧をいくらかけても良くならないと。
まっ!期待はしてませんけどね。
言いませんでしたけど、他に問題なのが上司に言えない、トップダウンでねじ伏せといて「なんでも言え」という知識の乏しい人達の風土です。
労働基準法や、パワハラ防止法等を頭に入れてない古い人達がうちの部署には数多く居ます。
感心するくらい鈍感です。
だからチクリチクリと上司を針でつつくようにする訳ですが効きません。
大事になるのなら訴えるんですが、田舎の企業は最終手段じゃないとやたらと騒ぎ立てます。
面倒臭いですね。
うちの若者でとても頑張ってる青年がいます✨
彼にムカつくと上司が言ってきたので
「そういう事本人に言って圧かけたら分かってますよね?」
その青年は穏やかな子で性格もいいので少し援護しなくては、と一応釘は指してますが、おバカさんなので頭の中身を入れ替えないと治らないでしょう。
「二位さん来る前はもっと酷かったよ」
彼の先輩君が教えてくれました。私がクッション役になってるならまだ良いんですけどね。
これから忙しくなると言う時にどうするんでしょ?
人には限界ありますからね。
流石に真冬に夜中まで仕事はしたくないなぁ。
暗いことばっか考えてても仕方ないので来年辞めたら退職金いくら出るのか計算しとこ*1
労働契約法第5条
安全配慮義務とは、労働者が安全に働けるような環境を提供する配慮や対策を行う、企業の責任を指し、労働契約法5条で定められています。 第5条 使用者は、労働契約に伴い、労働者がその生命、身体等の安全を確保しつつ労働することができるよう、必要な配慮をするものとする。
労働契約法より一部抜粋
ここを知ろうとせず、知るのが怖いのです。
管理側全員が知らなければ皆で同じことが言えますから。
ここにまともな人が、まともなことを提唱すると相手にされないか、つぶしにかかります。
ですので第三者機関や、コンプライアンス事務局などの専門分野が必要になるということです。
しかし、部下にも問題児はいるわけで、そこには各企業の服務規律や、年長者の指導が必須になりますよね?
両立するのは難しいものの、率先して憎まれ役になるような上司がいないと先行きは暗くなります。
上に上がりたくないという考えが蔓延しているからです。
「自分の時間も持てない」「遊ぶ暇もない」「毎日怒られていて、休日も出勤ばかりで割に合わない」これではやりたくなくなるでしょう。
実際私はやりたくありません。
それより老後のことを考え、定年迎えてから何やろう?なんて考えているより今から準備しておきたいです。
ではでは!なんか歯切れの悪いよな話でしたが、ここまでお付き合いくださいましてありがとうございました✨
*1:+_+