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佐川急便パワハラによる自殺か

 既でにご存じの方も多くいらっしゃるでしょう。

 

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2021年6月に物流大手の佐川急便男性社員(当時39歳)が東京品川区内の営業所屋上から飛び降り自殺。

 様々なサイト、ニュースでも取り上げていますが、代理人弁護士によると、男性は都内の営業所でドライバーを管理する側の業務に係長として職務に就いていたそうです。

 

 同営業所内の上司である課長二人は彼をメッセージアプリで「うそつき野郎はあぶりだす」「なめきってるな」などといった脅迫ともとれる暴言、そして左遷をほのめかすような発言などを送っていたそうです。

 

挙句の果てには同年3月には1年近く続けた担当の業務も外されたとも…

 

この内容は明らかに安全配慮義務違反です。

引用元 wikipedia

 様々な発言がネットで流されている中、私は労働基準法から切り込んでいきたいと思います。

 

一番に問題なのは会社内でのハラスメントに対する教育内容言える環境づくりの不十分さです。

 

newgenworld.hatenablog.com

 

 安全配慮義務とは最近になって制定されたわけではありません。昭和50年に起きた「陸上自衛隊事件」により定立された概念になります。そして安全配慮義務平成24年8月に明文化されています。

 

 労働基準法内の「労働契約法第5条」(労働者の安全への配慮)が制定されてからも数多くのハラスメントがあります。

ハラスメントの種類

・上司からのパワーハラスメント

セクシャルハラスメント(男性から女性へ)

・部下から上司へのパワハラ(集団で上司を無視、全員で反発)

・女性から男性へのセクハラ(男のくせにこんなことも出来ないの!?)

 

などといった多種多様なハラスメントが横行しています。

 

 一番に配慮の観点で気を付けなければならないのは「会社側」なのです。

しかし、悲しいかな、昨今変わらず企業は隠す風土を払拭できません。何故なのでしょうか。

 


 

 

 

 

認めたくない

 誰でも隠したいことの一つや二つあるでしょう、しかし、こと社内の事に関してはこれではいけません。「認めたくない、認めると事実を見た事になるから」と逃げるのです。

 

 以前私の元上司が移動先で部下に協力して貰えず、分からないまま孤独に苛まれていました。そして挙句の果てに残業するよう話すと「無視」して帰って行ったそうです。

  これに対し注意したらどうか?と直属の管理職に伝えたところその人は「言ってくれれば俺から言うのにあの人にも問題があるんだよ」と逃げたのです。その後その管理職は注意を出来ない事が発覚し、私が人事に掛け合いに行きました。

 

多少は大人しくなったものの、未だに協力性は殆ど無いようです。

 

「使えない」とレッテルを貼った人、覚えの悪い人を潰しにかかる。

 という風に書きましたが、実はこの中にもう一つの事実が隠されています。それは何でしょうか。

 

   答えは「自分より出来る奴が気に食わない」のです。あくまでこれは推測ですがほぼ合っていると思っています。

 

 何故かこのような推測をしたかというと、男性社員が元気な頃に奥様に言った「仕事が楽しい」という言葉、そして明るい人だったこと。おそらく仕事にやりがいを感じ、充実していた期間があったのでしょう。

 

   しかし、自殺に至る6月頃になると、奥様に対し「仕事量が多すぎる」などと話していたとの事です。

 

安全配慮義務 法第5条の「生命、身体などの安全」には、心身の健康も含まれるものであることとなっています。

という事は上司が「彼が自分から言ってこなかったから気づかなかった」と言い訳するのであれば即OUTです。

 

 そして、「分かっていたが彼は能力が高いのでこなせると期待していた」等と言い訳をするのであれば尚更「管理能力が欠如した管理監督者という事になります。勿論その上司を任命した上司の責任も問われるでしょう。

 

 もう一つ気になるのはその男性職員が「会社を辞めたい」と家族に言わなかったのだろうかなのです。

 

  家族の事を考えればどんな環境下でも「頑張らねば」と思うのが普通でしょう。しかし、鬱になり、心身喪失までいってしまえば仕事はおろか、普段の生活もままならなくなります。

 

   もし「辞めて次どうするの?」と家族から言われ、悩んでいたのであれば彼の心中はどれだけのものだったのか胸が苦しくなる思いです。

 

   だから会社単位で取り組んで精神衛生上と体の負担軽減に努め、社員に働きやすい環境を提供しなければならないわけです。勿論社員もそれに答えなければいけません。

 

 


 

 

 

 

パワハラ防止法って!?

厚生労働省パワハラ防止法 引用

 2020年6月に「パワハラ防止法(改正労働施策総合推進法)」が施行されました。大企業に対しては2020年6月1日からパワハラ防止法が義務化されております。中小企業に至っても2022年4月1日から義務化されます。(それまでは努力義務としている)

 

 この中には、会社側が微妙なものも含め「パワハラ」と捉えられる事案に対処、精査する様求められています。

   今回の佐川急便の対応は対処が不十分でした、上司が恫喝、40分以上立たせての叱責などを誰も気付かない、訴えようとしない、見て見ぬふりをする、といった腐食した風土が起こした「事件」であると思います。

 係長以下の社員の方たちは上司の恐ろしさに言えなくなっていたのでしょう。その気持ちは分からなくもありません。他所の上司も見て見ぬふりをしたか、「他部署に口出しは良くないな」と逃げた可能性もあります。

 

   これを読んで下さっている皆さんの中でこのような事で悩んでいる方はいませんか?一番よくないのは「逃げ場がない」事です。同僚、親、友人、奥さん、上司そこにも逃げ場がない場合は労働基準局に言うべきです。しかし電話するには勇気がいります。「会社側にバレればどんな仕打ちを受けるのか」確かに何かしらの措置は講じてくるでしょう。

 


 

 

 

 

私の経験

   かくいう私もパワハラを受けた事がある一人です。正直佐川急便の男性社員と同じような内容を毎日受けていました。

・部下の前で毎日罵声を浴びせられる。(お前は何をやらせても遅い、ダメ、恫喝)

・やっていない事も私のせいにされる。

・管理職がやるべき業務も全てフラれ、上司は毎日スマホをいじっている。(他所から毎日聞かされる)

・部下に教育を行っている時に現れ、「お前の教育はつまんねーなぁ」と大声で馬鹿にする。

・「結果を出さなきゃ左遷だ、脅しじゃねーぞ本気だ」と毎日言われる。

 

 

上司の教え

 役職についてから上司に習ったことは「部下は自分の奴隷として扱う」事だけです。

 

   バカの真似はしていませんが。業務に関しては全く習ったことがありません。私の師は他部署の管理職、そしてネットです。

 

  そして3年目、私が彼に何も言われないところまで来るとネチネチしたいじめにシフトします。

 その後、我慢の限界に来て社内のハラスメント委員会に訴えました。「どうせなら辞めたい、最近は殺意まで芽生えてきている」と。その後彼は左遷されましたが、反省の色は見えません。会社も大事にしたくないので左遷のみで済ませたのです。(降格無し)

 

驚いたのは訴えられた上司が直接私を呼び「申し訳ありませんでした、私はこれから異動し、部下無しの管理職になります。」と自分がこれからどうなるか説明してきたのです。

   0.1㍉も可哀想と思いませんでした。

私に「自分は部下も居ない人になる」と何故言うのか?直接当人同士が会うのはルール違反では無いのか?(もう顔も見たくないと訴えている)

 

後で聞いた話ですが、当時の委員会から「直接話すな」と釘を刺されていたそうです。

 

   佐川は以前にもパワハラでニュースになっていますが此処に限らず物流では多い様です。他の業種でも見えていない黒い部分が「社員」の我慢によって溜まっている噂はよく耳にします。

 

※役が上がる事は偉くなった訳では無い責任が重くなったと言うことだ。それが理解できないのであればやるべきでは無い。

これは私の持論です。

 

※時に振り返り、「今の自分はこれで大丈夫か!?」と見直す事も重要だ。

これは友人が退社する時に私に言ってくれた言葉です。

人は1人では生きていけない、必ず何処かで誰かにお世話になっている、それを忘れず助け合う気持ちが特に必要かと思います。

それでは今回はこれまでに。

 

ここまでお読みくださいましてありがとうございます🙇‍♀️

佐川急便も亡くなった方の御家族の思いに、キチンと応え、これから絶対に無くなるよう対応を切に願います。

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