二位ガン 呟く|ω・*)

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俺の悪友④

コンちゃんは女癖は悪いけど仲間が悩んでいたら飛んでいきます。

私は何度彼に救われたことか。。。

 

今回は私の話が中心になるので申し訳ないのですが、読んでいただけたら幸いです🙇‍♀️

 

 

仲間の為に

 あれは私が当時フレンドメール(通称フレメ)という、docomoでのみ行っていた最大12人まで参加出来るサークルみたいなものがありまして、そこで知り合った女の子が私にアドレスを個送信してきて2人のやり取りが始まりました。

 

まぁ、私もまだ27・8歳位のときで、彼女は20歳、多分年上の人に話を聞いて欲しかったんでしょう。

若い子特有って感じもありましたし、頼られて悪い気はせず、お互い電話をするようにまでなっていました。

 

 徐々に距離が詰まってきていたのか、電話の時間も長くなり何時しか「会いに行こうかな」などと言うので「あんた兵庫でしょ💦なんぼなんでも大変だよ」と言うと、

「でも夜行で行けるから、行きたい」

正直キュンと来ました。

会ったこともないし、電話とメールだけなのに何時しかこんな事になっていたのです。

 

 これには私も浮き足立ちました。

(一体彼女はどういう気なんだろう?)

とにかく決めたら行動する子の様なので、来るなともいえず、日にちを合わせ、来る時間帯を聞いてとりあえず何処か連れてってやろうかと。

 

待ち合わせの駅に着き、多分お互いにドキドキしていました。

 

駅に着き、彼女がどの子か直ぐに分かりました。

明るそうでとても愛想のいい、笑顔の可愛い子です。

「なんか緊張すんな😅」

なんて言いながら、でもふと過ぎることが

彼女は家庭の事で束縛が強くて嫌気が指すと言っていたのです。

 

もう20歳だけど、まだ20歳、親に言ってきたんだろうか?聞いてみると「友達の所に寄ってから直ぐにこっち向かったの、話合わせてもらってるから」

 

あら〜、、、仕方ないか。

 

ご飯を食べ、とりあえずあちこち見て回り、カラオケで歌が聴きたいと言うので連れていきました。

当時CHEMISTRYをよく歌ってたので何曲か歌い、いつも行く飲み屋に連れていき、飲みはしませんでしたけどご飯食べたりね。

 

 

楽しい一時を過ごし、「ニイニイんちに泊めて」

と言うので、予想通りでしたが別部屋に床とっときましたよ。🛌

そりゃね。

 
 

 

 


 

 

 

 

問題は翌日起きました。

新潟駅まで送り、「今度は俺が行くからね」と言うと「うん、またね」なんか切ない気持ちに。

その後彼女からメールが来たのです。

「もうあの家には帰りたくないの、だから何処かへ行きます」

 

何故!?

それから気が気じゃなく、何度か返信がなくともメールを送りまくると

 

「今、富山に居るよ、もうここで死のうかと思ってる。知ってる?どんな薬でも致死量ってあるんだよ」

 

つい向かってしまってました。

初めて無断欠勤しました。

 

正直なとこ、彼女を好きになっていたんです。

死ぬくらいなら連れて帰ろうと。

 

富山につき、初めての地で全く何処がどこかも分からないまま何度も電話をし、それでも出ない。

 

(早く、出てくれ)

 

見送った後、家に帰ってからメールがきて、そこから富山に向かったので気づいた時には明るくなってました。

 

車を停め、気が動転して彼女を待つこと数時間。

⟬ プルルルルル、プルルルルル⟭

 

「おいっ!?何処にいるんだ?富山に来たぞ!一緒に帰ろう!」

「ホントに?… … … 私〇〇ホテルのとこだから歩いてく」

 

 

ほっとし、車に乗せると、彼女は私が来たから気が動転したらしく用意していた薬を全部飲んだ後でした。

 

ガクガク震え、「吐け!」と言っても何も出せない、直ぐに救急車を呼びました。

関係など聞かれたので全て答え、「着いていきます」と言うと

「親御さん呼べたのでここからはもう来ないでください」

それでも途中まで付き添わせてもらいました。

 

既に日はくれ、新潟へトンボ帰り。

涙が止まりません。

とにかく誰かに話したかった、でもこんな事話せるのコンちゃんしか居なかったんです。

 

SAで少し休憩し、⟬ プルルルルル、プルルルルル⟭

「おー!どしたんニイ?」

私は堪えず訳を話しました。

 

「仕事早めに上がるから、気をつけて家に帰れよ!落ち着けよ!」

 

コンちゃんの優しさが沁みるようでした。

 

 それからの帰り道は切ないの一言、頭が真っ白になるとはあーいう事なんだ、時間が経つにつれて徐々に込み上げてきて、帰り見た夜の海は飲み込まれるような気分になったのを今でも思い出します。

 

数時間後

コンちゃんは酒を買って私の家に来てくれました。

「電話で少し話もきいたし、元カノのとこ行ったんだって?」

 

 そうです、彼女をご飯に連れてく時、コンちゃんの元カノが務めてる焼肉店に連れてったのです。

「すげー笑顔のいい、可愛い子だったって喜んでたよ」

「そうなんだけどな、まさか自殺しようなんて、おもってもみなかった」

「でもさ、彼女もニイなら心許せるからここまで来たんだよ、なんで飲んじゃったかなんて本人しか分からないけど、それだけは事実だろ?」

 

なんて良い奴なんだろう。

これを書いてる時にもウルウルきてます。

 

「相手の親もどう出てくるか心配だけど」

と言ってる時に電話がなりました。

 

「あのー、二位さんでしょうか?私〇〇の母です」

 

私、名前を書いた電話番号を救急隊員に渡してました。

「すいません、娘さん置いてってしまい、容体はどうでしょうか?」

「今はお陰様で落ち着いてます、胃の洗浄して意識がまだですが、ご面倒お掛けして申し訳ありませんでした」

 

とても穏やかで棘のないお母さんだなと感じました。

 

私の方は何言えばいいかわからず。

 

「私の方こそご面倒お掛けしました。お母さんも身体に気をつけて

 

「ニイ、あんな事言ってかえって彼女の母ちゃん怪しまない?」

「わからん💦何言えばいいか分からなかった」

 

それからは彼女と知り合ったきっかけ聞かれたり、何気に女の子その気にさせるだの冷やかされましたが、それも含めて彼の気遣いだと思ってます✨

 

彼女とはその後も暫くやり取りはしましたが、ケンカ別れみたいな感じになりまして😅

 

コンちゃん曰く

「それもこれも経験してるから今のニイがあるんでない?」

 

この言葉に救われました。。

今回は私の経験談みたいで長々とすいませんでした。

結果コンちゃんは凄く良い奴って事なんです!

 

ここまでお読みいただきありがとうございました。

悪友コンちゃんの話はまだあるのですが、ひと段落とさせていただきます🙋


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この話は書くか、書かないか悩みどころでした。コンちゃんとの思い出や、記憶をとどめておきたいなと思い筆を走らせました。

 

また今度続きを書かせてください。

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