風邪ひいてテレビも大して見ておらず、先日神田沙也加さんがお亡くなりになった件でショックを受けております。
追悼、というわけでは無いのですが個人的に彼女の歌声に癒されていた時期もありまして。
私の様なにわかファンよりももっと応援していた方々多かったはず。
記憶の中でもお母さんより奥行きのある歌声だったと思います。
久しぶりに涙が出ました。
何で誰かに話さなかったんだよ~。
数年前になりますが、突然私の仲間が失踪しました。
同期入社で様々な苦難もあった中で、色々と話を聞いてくれ,、腹を割って話せる大事な仲間でした。
発見されたのは家から遠く離れた海岸沿いの木の下。
彼の義兄が必死になって探し、見つけた時には縄が吊るされた処からもげ落ちていたとか。
お母さんも私たちには来てほしくないと拒まれました。
同年代の人が来るたびに辛くなるのだそうです。
その彼、酒にだらしないところはあったものの、ムードメーカーで、みんなに好かれる奴だったんです。
彼女もでき、これから結婚かとも言われていて…
かなりナイーブなところがあったので重圧に耐えられなかったのか。
逃げてよかったんですよ。
結婚が苦痛に感じるなら誰かに言って逃げりゃよかったんです。
今の世の中結婚がステータスではないし、内縁でもお互いがいいなら。。。
あくまで私の見解ですけどね。
一番大事なのは逃げ場がある事です。
だから頑張れるのであって、何処にも逃げ場がなければ野垂れるか、誰も知らないところへ疾走するしかなくなります。
これは以前親戚の家に婆ちゃんが愚痴をこぼしに連れていかされた時に、同じことを言われたことがあるんです。
今もあるかもしれませんが、他所に言って子供の事をちょっと馬鹿にしたような言い回しする人いますよね。
うちはその極端な例で、かなり親戚の前で馬鹿にされたんです。
そうしたらそこのおばさんが「タケシちゃんが何でもやって、全部背負って、そんなこと言われて、逃げ場がなかったらどすればいいんだね!?」
とかなりきつい口調で叱られていました。
悩みの度合いも、苦しみも、その人にしかわかりません。
だからこそ、一括りに考えてしまうと相談しても諦めてしまうのでしょう。
自分が死んだら悲しむ人がいる。
誰かを傷つければ家族が苦しむ。
精査は必要かもしれないが、一括りにせず話を聞いてから反芻してみる。
もし「一人で生きてきて、親族すらいない」と思っている方でも誰かのお世話になっていたり、目をかけてもらっていたりすることがあると思います。
そういった気持ちを忘れないで欲しいと思います。
祝福されてこの世に生を受けようと、そうでなかろうと、生き抜いて、時には肩の力を抜いて、みっともなくてもいいじゃない。
最後に笑っていられれば。