お疲れ様です!
私、友人から彼の会社のことで色々と相談(愚痴?)されることがありまして。
中でも「サービス残業」が今までで一番多いでしょうか。
自分にも関わっている部分があるので勉強がてら、一時期手伝いの様なことをしていたことがあります。
その相談というのが
「36協定を結ぶのはいいが、今までの代表者は単に押印をしていただけ、自分たちは会社をそこまで信用できない」というものでした。
話を聞くうえでは、新たに就任した管理監督者(経営に参画している管理職)が信用に足らず、協定違反が起きた際にもみ消そうとしたのだそうです。
そもそもどの様な「違反」だったのか!?
一般的に、ネットで調べ多く出てくる違反が「サービス残業」です。
過剰なまでの残業時間により過労死が起きた過去、その対策として厚生労働省から が平成15年に「賃金不払残業総合対策要網」というものが策定されました。
簡単に言えば「サービス残業をさせない為に会社側に今までよりも細かい管理を義務付ける」といったものですね。
友人の会社はこれがもとで更に悪化したそうです。
話を聞いていてもかなり根が深く、上層部の管理不足だけではなく、(管理は中間管理に丸投げ、見もしない) 頭の固い部下は率先してルールを破り、「自分はルールを犯している」という事が全く理解できていない。
具体的に言うと
・残業時間だけでは終わらないと古株の部下が言い張り、毎日のように手伝いも入れず残業をする。(頼めば入れてくれるそう)
・古株の部下はそれでも人は要らないと言い張り、結果休憩時間も上司の目を盗んで業務を行う。
・古株が率先してルールを破るものだから、若年層も従わざるを得ない。
体に入った異物を処理する抗体の様にも感じました。
これは、現在でいう「時短ハラスメント」に近いのかな?と思い、先ずは一方向で物を見ず、要因を多方向で考えようと話しました。
人伝いで聞いただけだろう?
と思いでしょうが、そこに配属されている若年層からの「タレコミ」があったのです。
組合のないその企業は、従業員代表を選出し、毎年協定を結んでおり、友人はそこの代表でした。
すぐに動くにもそこの上長は「証拠は?」と言ってくるのが明白だったそうなので、たまたま私に相談、というか愚痴を聞いているうちに手伝ってあげたくなった訳です。
数点確認してほしいと友人に頼んだことは
・タレコミの彼に何か証拠になるものはないのか聞いてみる。
・会社にカメラは設置されていないか。
・退勤怠情報を会社にもらえないか。
勤怠に関しては友人が自分で確認をするしかありません。
あくまで内部情報ですから。
ただ、一点穴を見つけたのです。
社内で使用した製品のパーツ使用履歴があるのだそうで、それは品質情報なので残さなければならない。
それを就業時間後に行っていた。というものでした。
決定打です。
それを友人がたまたま見つけたことにし、そこの上司に連絡、指摘することで部門内で問題になったそうです。
若い彼はこれにより守られました。
ただ、友人は彼に言ったそうです。
「これは勇気ある行動だ、決して間違っていない。もし私がいないときにこういったことがあったら、今度は自分で言わないと連帯責任になってしまうよ」と。
だって若い彼は自分も休憩時間に業務を行っていたのです。
いくら「やらされていた」といっても自分もやっていれば「同罪」と言われる可能性は0ではありません。
上司に言う以外にも「労働基準局」へ相談するのも一つの手段です。
ただ、第三者が介入した時点で話が大きくなるので誰も言いたがらないのです。
それ以前に情けないですよね。
会社の内部で良くできないなんて。
私自身、「休憩時間目を盗んで」ということに対し、ネットで色々調べましたが、「勇気をもって言いましょう」的なことが多いです。
「勇気を」出すためには会社の就業規則などをある程度頭に入れておき、その視点でどこがどう「逸脱」した行為になっているのか調べ、「理論武装」することをお勧めします。
上司に上手く取り入って「最近勉強しておきたいので就業規則や職務についての権限の資料があったらいただけませんでしょうか」と言えば大抵の上司はくれるか、見せてくれるでしょう。
休憩は基本「6時間以上の勤務であれば45分の休憩を与えなければならない」これは労働基準法第34条の内容になります。
あくまで6時間以上の場合です。
6時間きっちりならそのまま帰宅で問題なしです。(パートタイマーの方に該当します)
そこに加え、工場勤務の人などは就業規則で定められた休憩時間がある訳ですから、そこを守らなければ規則違反=労働基準法違反になります。
大体、話を聞いているときに呆れたのですが、たかが5分~7分程度目を盗んで仕事をしたくらいで何の効率が上がるというのか。
私なら、そんな人いたら速攻上司に報告入れます。
そして率先して休憩に行きますね。
なんでもそうですが、「メリハリ」があるからこそ効率化が図れます。
ダラダラ仕事をして「自分が一番大変だ」アピールをしているだけです。
そういった人は年を取るにつれて体がもたず、「いつまでこんなことしなきゃならないんだ!!」とキレそうですけどね。(笑)
そしたら言ってやればいいのです。
「貴方がやり始めたんでしょう?!」と
何でもそうですが、「だろう」「多分」だけでは話が通じません。
調べ尽くせとは言いませんが、大事な所を頭に入れて話すだけで「こいつに下手なことは言えない」と相手も構えます。
そして話を聞かなければならなくなります。
だって規則や法律は守るよう義務付けられてるのですから。
ではでは〜
またこんな話するかもしれません( ̄∇ ̄*)ゞ