私、アニメや、SFものが大好きですが時代劇も大好きなんです。
祖父の影響かな~
知ってらっしゃる方いるでしょうか。
大江戸捜査網、江戸を斬る、水戸黄門etc 様々な時代劇があった中でも山田洋次監督作品は東北の平侍が大役を果たす、派手さはない代わりに妙にリアルで、監督の力の入り方が伝わってくるようです。
あらすじ
片桐宗蔵は東北の小藩である海坂藩の平侍、父がとある一件で責任を取り自害してからというもの、母と妹、そして女中のきえとの四人で細々と暮らしていた。
やがて母はなくなり、妹の志乃と女中のきえは嫁ぎ、心中は寂しいながらも日々侍として精進しようと勉学と修練に励んでいた。
そんな折、実家に訪れた志乃からきえが嫁ぎ先で病に臥せっていることを聞く。
憤慨し、いてもたってもいられなくなる宗蔵。
きえを思う気持ちと、彼女を守るために葛藤し、悩み別れを告げる。
そんな折、家老からかつて共に剣術を学んだ狭間弥市郎を斬る様命ぜられる。
cast
片桐宗蔵 永瀬正敏
きえ 松たか子
島田左門 吉岡秀隆
島田志乃 田畑智子
家老・堀将監 緒形拳
狭間弥市郎 小澤征悦
直太 神戸浩
(青文字は家族、親戚縁者)
旦那はんのそばにいられるだけでいいんです。
予告編&HARD
幕末。愛に生きる侍がいた。
お気に入りの俳優さん
神戸浩さんがいい味を出しています✨
「だんなさま、ける」と寝むそうな顔で言うのがかわいいのです(^▽^)
(ける=帰る)
たそがれ清兵衛でも出演していた神戸さん、面白くて、なんか可愛げがあり、なくてはならないキャラです。
たそがれ清兵衛では、朋恵さんに言伝を仰せつかっても中々覚えられず。
最後の一言が出てこない「まごとにきょうしゅくでがんすとも、え、と、わげは・・・」そのあとの言葉が出てこない。
それを察してくれる朋江の優しさも、直太あってのものです✨
たそがれ清兵衛・隠し剣鬼の爪、ともに「直太」なんですよ!これは驚きでした。
監督の好みなのか、こういう名前が多く使われていたのか。藤沢周平の好みか。
何であれ、この方好き。
方言全部わかる・・・
ご無礼しました。おじ様!そんなことはございません。
感想
松たか子さん演じるきえは笑顔がかわいくて、とても気立てのいい子で、宗蔵の元へ奉公に来た時の気持ちもよくわかります。
きえが嫁いだ後、たまたま出会った店でいたひと言「旦那はん、もうお嫁はんはもらいになったんでがしょ?」は気持ちの裏返しにも聞こえます。
宗蔵がいつになっても結婚しないのもきえを思う気持ちが多すぎて、他の方を娶る気になれなかったんではないでしょうか。
最後のシーン、とっても甘酸っぱい気持ちになれますので是非とも見ていただきたいです💘
宗蔵と狭間は同じ剣術指南役「戸田寛斎」の元で学んだとはいえ、戸田は隠し剣を宗蔵にしか教えませんでした。その理由は作品を見ていただくとわかると思います。
力を持つものは力を制御し、正しく使えねばならない。
そんな風に私は感じ取りました。
それでは今回はこの辺で!