好評でしたのでまた書かせていただきました|д゚)ウヒ
日ごろのお礼
あれは寮に入って初めての夏休みを終え、婆ちゃんに頼んで「新潟のお酒を小瓶で持っていきたいから」と送ってもらった時の話です。
私は住んでいた寮は会社から5キロほど先にあり、毎日自転車で通っていました。
日ごろお世話になっている部署の人たちにプライベートでも可愛がってもらってたので何かお礼をしたいなと思ってのことだったんです。
しかし、まさか大ぴらにお酒を会社に持ってはいけないので小瓶を頼んだんですよね。ホンット私はめんどくさがりやで、自分でやれば良かったんです。それを婆ちゃんに頼んんだことからちょっと騒ぎが起きました。
「二位くん荷物届いてるよ~」
独特のイントネーションで寮監から声がかり。
(あれ、なんか大きくないか??)
封を開けるとそれは一升瓶が6本入った箱でした。
流石に婆ちゃんに文句も言えず、電話では「ありがとう」といったものの、どうしたものか悩んでいた。
(そうだ先輩方に配ろう、流石に持っていけないわ)
そこで相部屋の先輩と、同じ工場に言ってる先輩方にも配ることに。
「二位!ありがとな!ご馳走様」
「二位こんなによく持ってきたな!」
色々とお礼やら、言われたが、少し不安がありまして…
実はそのお酒はどぶろくと言い、清酒と違い濁りがありので「濁り酒」とも呼ばれ、濁る訳は濾す工程がないためなんです。
参考 たのしいお酒,JP
週末
早朝に凄まじい衝撃音が響き渡る。
ガダガダガダガダ!!ドガン
「なっなんだ!!?」
ドアを開けたところ、階段に一人先輩が倒れていて、どうしたのか原因を聞いてみたところ「おめにもらったどぶろくが効いて悪酔いしてしまったんだ」と(-_-;)
「俺っすか!?」
流石に申し訳ない気分になったものの、自制が効かないのかこの人たちは…と思いましたね。
30年前に一緒にいた人たちはとにかく癖が強い人たちばかりでした。
その中に私の相部屋の先輩も含まれていたのです。
(そういえば先輩いなかったな)
居ない時がしょっちゅうだったので半年も経つと慣れてしまい、普通に適応してました。
その先輩が階段を下りてきて真っ先にトイレへ直行。
「おえ~、げ〇~」⇐自主規制
その時だけで4人ほどいたでしょうか。
情けないくらい嗚咽が聞こえました。
普段日本酒を飲まない自分が、どぶろく飲んだ時に甘味を感じて、少し飲むのに丁度いい感じがしたんですよ、それがまさかあんなことになるとは(;^ω^)
私も考えなしなところがあるので安易に物をとらえるんです。
先輩方は私の想像の斜め上を行く人が殆どでしたので、ネタには困らない分、被害も多かったんです。
ちなみに相部屋の先輩はかなり以前にうちの会社を辞め、タクシー運転手や、山菜取りのバイトなどを経て運送会社に就職しています。
また先輩ネタ(この方はK先輩)書かせてくださいまし!
五郎八